すると琥珀くんはため息をついて、それから不敵に笑った。


「ほんと、どこまで虜にさせるの、おまえは」

「え……」


ぐるり。

視界が反転したかと思えば、私の身体はベッドの上に組み敷かれていて。


「おまえのこと、もっとちょうだい」


そんな声が降ってきたかと思うと、凶暴なキスに唇を封じられた。


「っん、」


私のおこちゃまみたいなキスとは大違いの大人なキス。

舌を絡められ、あまりの気持ちよさに眩暈がしてくる。


数日触れられなかっただけで、私の身体はみっともなく琥珀くんを求めてしまう。