すると太陽は気まずそうに視線を逸らした。 「それは……」 すると、その時。 空気を遮るようにチャイムが鳴って、太陽が焦った声をあげる。 「やばい、予鈴だ。行くぞ」 「う、うん……っ」 私も急いで太陽について駆けだす。 そこで話は途切れてしまって、その先を聞くことはできなかった。