「琥珀くん……、だめ、もう行かなきゃ……っ」


朝。学校に行く準備をし終え、いざ出発しようとしたところで、琥珀くんに捕まった。

そうしてベッドに逆戻り。


「まだいいだろ」


私をベッドに組み敷き、こちらを見下ろす琥珀くんの顔は、言われたまますべてを投げ打ち身を委ねたくなってしまうほど、今日も桁外れにかっこいい。

琥珀くんは、抗いがたくなってしまう魔性の色気と引力を持っているのだ。


琥珀くんの手のひらが制服の裾から侵入して、腰のラインに這うのに合わせて、びくんびくんって腰が揺れる。

勝手に浮いてしまう、快楽に正直なこの腰がうらめしい。


うう、このままじゃ流されちゃう……。