弄ぶように足のつけ根あたりを彷徨い、そして柔く熱い部分に触れた。


「ひゃ、ぁぁっ……」


感じたことのない突き抜けるような刺激に、身体がびくんと揺れ、背筋が反れる。


指先にじんわり力をこめられ、焦らされ、開かれて。


かくかくと口が震え、息をうまく吸えなくなる。


「やあ……、っ」


けれど泣き声は、無慈悲な悪魔には届かない。


逃げたいのに壁に押しやられているせいで逃げ場がない。


一方的に刺激を与えられているかと思いきや、もう一方の手は私の手に絡められているせいで琥珀くんの存在を近くに感じて。