……でも、さすがに見つめすぎたのかもしれない。

私の視線の引力に導かれるように、琥珀くんがこちらを見た。


「……え、おまえ」


琥珀くんの瞳が驚きに見開かれる。


「あ、えっと……お久しぶり、です」


なんて、今朝顔を合わせたばかりだけど。

適切な言葉が咄嗟に見つからなくて、変な挨拶になってしまった。