「久々に会えたことだし、よかったら向こうで少し、話さないか」


叔父さんが、ぽんと太陽の背中を叩く。


「あ、でも俺は莉羽が……」


太陽が私を気遣う気配を察する。


私はきっと邪魔になるよね……。

私のせいで思い出話に水を差すわけにはいかないし。


「私は向こうで食事をいただいてきます」


ぺこりと再びお辞儀をし、私は太陽に呼び止められる前に、そそくさとその場を立ち去った。