ガラスの靴、ならぬ高そうなピンヒールに履き替え、会場である高級ホテルに向かう。


そして18時を回った頃、ホテルの大広間でパーティーが始まった。


会場はあまりに広く、天井にはシャンデリア。

いろいろな香水の香りでお花畑にいるよう。


見るだけでよだれが出てしまいそうなご馳走が大きな円卓に並ぶ立食ビュッフェのため、大勢の人たちが食事を楽しみながら会話に花を咲かせている。


私と太陽は食事は後にして、見るからに偉そうな人たちに挨拶をして回る。

挨拶と言っても、私は太陽の右斜め後ろに立ち、太陽にならってぺこぺこお辞儀をしているだけだけど。