「俺らがどうしようがお前らに関係ないやろ」


たまに出るSな鈴原くん。


じゃない。






怒ってる…?




「言ったよな?何か言いたいことがあるんやったら俺に言えって」





空気が



凍りつく。




ダメ。




ダメ!!!!






ギュッ


私は鈴原くんの腕を掴んだ。

「だい‥じょうぶ…だから」




ダメだよ、鈴原くん

私の事で鈴原くんがもし何か思われたら…!!!!






グイッ!!


肩を寄せられて一瞬こけそうになる。



気づけば、鈴原くんに肩を抱き寄せられていた。





「俺は日和のこういう所が好きなんや」





ドキンッ




鈴原くんの口から『好き』って言葉が。




不謹慎なんだろうけど、さっきまでの不安なドキドキではなくて違ったドキドキが私を襲う。





鼓動がうるさい。





パチパチパチ