教室に着いてから早速桜ちゃんに報告。


「ねぇ、桜ちゃん。今日お弁当作ってきたんだ」

「まじ!!何作ったん?」

「オムライス。鈴原くん、好きって言ってたから」

「いいやん♪お昼楽しみやね」

「食べてくれるかなぁ。。」

「当たり前やん!!悠と2人で食べる?」




「ううん!!」

それは違う。


「お昼は…桜ちゃんと食べたいの‼︎みんなでならいいけど、桜ちゃんいないのは嫌だ…」


もちろん鈴原くんとも食べたいけど、お昼は桜ちゃんと過ごしたい。
私にとってすごくすごく大切なお友達。


「あっ私のわがままばかりごめんね!桜ちゃんが嫌じゃなければなんだけど…」


ぎゅっ!!


「わっ!」

桜ちゃんに抱きしめられた。


「日和〜!!嬉しすぎる!!私は一緒にお昼食べたいよー!!ありがとう!!」


「私がありがとうだよ」

よかった。

勇気出して伝えてよかった。



「朝から何抱き合ってんの?」

「加藤くん!おはよう!」


加藤くんがやってきた。


「羨ましいんやろ〜」

「意味わからん」


桜ちゃんと加藤くんの謎のやり取り。


予鈴がなる。



「席につけー」


今日も1日学校が始まるんだ。