♪〜
ビクッ
スマートフォンの音にお互い驚いて、キスは寸前でストップ。
「ごめんね!私のスマホだ」
「いや、俺も鳴ってた」
鈴原くんのスマートフォンはバイブが鳴っていた。
「桜ちゃんからだ」
「アイツ、グループに送ってきてるな」
メールを開くと
『期末終わったら4人で遊園地行こうよ!!』
と言う内容だった。
この前みんなが早退してくれた日に4人で連絡先を交換した。
その時に桜ちゃんがグループで連絡取れるようにもしてくれて、そこに連絡をくれた。
「わぁ!!絶対行きたい!!」
「ったく…桜の奴タイミング悪すぎやわ」
少し不貞腐れている様子の鈴原くん。
そんな鈴原くんもかっこよくて、そしてなんだか可愛く見えて私は笑っていた。
「早く期末終わってほしいね!」
「その笑顔に免じて今日は我慢する」
頭をポンポンとして、「行こう」と歩き出した鈴原くん。
さっきまでの自分を思い出して急に恥ずかしくなる。
私、うんって言ったんだよね。
信じられない。
ねぇ、鈴原くん。
私たち、【付き合っているフリ】だよね?
なのに、どうしてこんなに優しいの?
どうして抱きしめてくれるの?
どうしてキスしてくれようとしたの?
聞く勇気は無い。
だから余計に私の中で色んな気持ちが渦のようにぐるぐる回っていく。
ビクッ
スマートフォンの音にお互い驚いて、キスは寸前でストップ。
「ごめんね!私のスマホだ」
「いや、俺も鳴ってた」
鈴原くんのスマートフォンはバイブが鳴っていた。
「桜ちゃんからだ」
「アイツ、グループに送ってきてるな」
メールを開くと
『期末終わったら4人で遊園地行こうよ!!』
と言う内容だった。
この前みんなが早退してくれた日に4人で連絡先を交換した。
その時に桜ちゃんがグループで連絡取れるようにもしてくれて、そこに連絡をくれた。
「わぁ!!絶対行きたい!!」
「ったく…桜の奴タイミング悪すぎやわ」
少し不貞腐れている様子の鈴原くん。
そんな鈴原くんもかっこよくて、そしてなんだか可愛く見えて私は笑っていた。
「早く期末終わってほしいね!」
「その笑顔に免じて今日は我慢する」
頭をポンポンとして、「行こう」と歩き出した鈴原くん。
さっきまでの自分を思い出して急に恥ずかしくなる。
私、うんって言ったんだよね。
信じられない。
ねぇ、鈴原くん。
私たち、【付き合っているフリ】だよね?
なのに、どうしてこんなに優しいの?
どうして抱きしめてくれるの?
どうしてキスしてくれようとしたの?
聞く勇気は無い。
だから余計に私の中で色んな気持ちが渦のようにぐるぐる回っていく。