—————————————


「明けましておめでとうございます」

「明けましておめでとう。日和、着物可愛い」

「えへへ…ありがとう///」


お母さんに無理言って、着物を着させてもらった。


「ほんまに日和可愛いー!!」

「桜も似合ってるよ」

「日和ちゃんも桜も可愛いー♪」



「あのさぁ…なんでお前らもおるん?」


あっという間に年も明けて新年。

1/2の今日は鈴原くんと初詣…のはずが…



「彗に桜と加藤までセットかよ」

「なによー!私が日和に会いたかったのになんであんたまで付いてくんねん!」


とっても賑やかな初詣になった。



「新年早々、みんなに会えてすごく嬉しい」


「やっぱり日和可愛いー!」


こんな賑やかなお正月も初めてな気がする。


「そういえば、日向は帰ってきてるん?」

「うん!ひなちゃん中学の頃ずっと寮長とかで帰って来れなかったんだけど、今回から年末年始帰って来れる事になったの」


「え!日向、寮長とかやってたんや。なんか意外」


「ひなちゃんはしっかり者だよ」


3人の後ろを2人で歩きながら何気ない会話。
桜ちゃんと足立くんの仲が戻って本当によかった。




ドキンッ


そんな時、鈴原くんが手を繋いでくれた。



私の方を見て


「みんなとも嬉しいけど…あとでちょっとは2人になろうな」


少し照れながらそう言う鈴原くんをとても愛しく感じる。



「うん。私も2人っきりになりたい」



ドキドキは増していく。


鈴原くん、私がプレゼントしたマフラーつけてくれてる。

嬉しいなぁー。




「日和ー!りんご飴あるよー!」


ハッと現実に戻る。


「あっ!欲しいー!!」



危ない危ない。
私…キスしたくなってた。


絶対、顔赤い。