「もしもし」

「起きてた?」

「うん!起きてたよ!どうしたの?」


鈴原くんからの電話!すごく嬉しい!!


「んー、いや声聞きたいなぁと思って」


ドキンッ!!

そんなドキドキの言葉をいきなり!!!



「日和は俺の声聞きたくなかった?」

そんなわけないよ!
聞きたいし会いたいよ。


だけど、恥ずかしくて言えない。



「聞きたくなかったんやなぁ」


えっ!!

「違うよ!!」

「じゃあ教えて?」


なんか今日の鈴原くん…

「意地悪だ…」


「あはは!!だって気持ち聞きたいやん」


ほら笑ってる。

私は顔真っ赤で心臓バクバクなのに。



「…聞きたかったよ…‼︎」

わぁぁ!!恥ずかし過ぎる!!



「…ありがとう」


あれ??

「鈴原くん、照れてる?」

「そんなんちゃうし!」


照れてるんだ!!
なんか可愛いなぁー!!




「明日からごめんな」


あっ…
きっと鈴原くんは謝ろうと思ってかけてきてくれたんだ。


「謝る事じゃないよ!忙しいのに時間作ってくれてありがとう。応援してるね♪」


「ほんまありがとう」



鈴原くんが夢へ一歩一歩進んでいっている。

すごい事だなって尊敬する。



「明日から気をつけて行ってきてね」

「ありがとう。25日すぐ帰ってくるから」

「急がなくて大丈夫だよ」


早く25日になって欲しいな。

彼氏と初めて過ごすクリスマス。


すごくすごく楽しみ。