12/22、終業式が終わり今日から冬休み。

そして、2日後はクリスマスイブ。そして、年末。
今までの私には無縁だったイベントが色々やってくる。


だけど


「はぁ!!??悠、明日から大阪行くって!?」

「桜ちゃん、声がちょっと大きいかも…‼︎」


学校帰りにカフェに寄った私たち。
お怒りの桜ちゃんの大きな声に周りから見られています。


「大阪で習っていた先生の元でレッスンらしいの。お父さんが決めてきちゃったらしくって」


「わかるけどさぁ…なんでこのタイミングかなぁ」


「でも25日は夕方から会えるよ!それに何より鈴原くんが夢に向かって進めてるのが嬉しくて尊敬してるし」


「日和ほんまいい子過ぎ」


桜ちゃんも鈴原くんから留学について聞いたみたい。

そして、私の事をすごく心配して鈴原くんに話してくれたって聞いて感動でいっぱいになった。


「桜ちゃん、私の事鈴原くんに話してくれて本当にありがとうね。すごく嬉しかった」

「え!?当然やよ!厚かましいかもとも思ったんやけど、日和の様子見てたらさ…いたたまれなくなって。アイツ、ほんま大切な事をちゃんと話さんよな!」


桜ちゃんは本当に良い人。
私には勿体無いぐらい。


「桜ちゃんはクリスマス、加藤くんと過ごすの??」

「え!なんで加藤!?」

桜ちゃんの顔が一気に赤くなる。


「んー、なんとなくだよ♪」

桜ちゃんから加藤くんの事は聞けてないけど、幸せだったら良いなぁ。


「アイツ、24と25両方バイトやねんて!」

「わっ!そうなんだ!」

「25は夕方から会えるかな」

「じゃあ私と一緒だね♪」

桜ちゃんもクリスマス会えるのよかったぁ。


「日和、もう私の気持ち気づいてるよね?」