朝の8時15分。


張り切ってもう到着。


今日は念願の4人で遊園地。


みんなで駅前に8時半に待ち合わせだけど、もう着いちゃった。



晴れてよかった。


今日のために服も買ったし。
朝6時起きでメイクも頑張った。



「日和!」

大好きな声。



「鈴原くん!」

「早いな」

「ワクワクしちゃって」

「連絡くれたらよかったのに」


本当に付き合うってなってから、さらに優しくなった気がする鈴原くん。


てか、こんなかっこよくて優しい人が彼氏って…
本当に私でいいんだろうか。。



「どうした?」

私がじっと見ているからか、ちょっと不思議そう。




「日和ー!!」


「あっ!桜ちゃーん!!」

桜ちゃんと加藤くんが一緒にやってきた。



「日和たち早いね!」

「楽しみで早めに着いちゃった」



私は桜ちゃんと手を繋いで駅に向かう。



30分ほど電車に乗ると、遊園地が見えてきた。


わくわく



ネットで買っていたチケットでスムーズに入れた。


「夏休みやから、やっぱり人多いねー」

「どれから乗ろっか?成田が言ってたジェットコースターにする?」


パンフレットに載っている園内の地図を見ながらみんなで相談。




「日和?なんか探してる?」

ずっとキョロキョロしている日和に悠が尋ねる。



少し照れながら

「えっと…友達と遊園地って生まれて初めてで…!嬉し過ぎてテンション上がっちゃってるの!!」



はぁーー…

またこうやって可愛い事言うやろ。

触れたいのを我慢してる俺はほんまに大変。



「もうー!!日和可愛すぎる!!!」

桜が日和に抱きつく。


「日和、ジェットコースターいける?これから乗らない?」

「うん!!乗りたいー!!」


日和と桜はテンションが上がりまくっているのか、2人で乗り場まで走っていった。