「今度きちんと話させて」

まっすぐな目。

「うん、聞かせてね」

そして、私も気持ちをきちんと伝えたい。



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『全然だよ♪』

返事を返す。

鈴原くんの気持ちを知れて、もう不安なんてない。



ただ…



私たち、《本当に付き合う》であってるよね?



お互い《好き》とは言えたけど、やっぱり明確な言葉をきちんと言えていない事に気づいた。


「こういう所なのかな。桜ちゃんが言っていた《大切な事を話せていない》って…」



あっ!
桜ちゃんにさっきの事報告しなきゃ!!



急いで電話をかけた。