「待たせてごめんね!」


走ってきた私は汗だく。



「急がなくてよかったのに!急に誘ってごめんなぁ」

「ううん!嬉しかった」



私はアイスレモンティーを頼んだ。



「補習はどう?」

「めんどくさいよー!最終日にテストあるみたいやし」


「そうなんだ!よかったらまた一緒に勉強しようよ!」

「ほんま!?まじありがとう〜」


こんな風に外で友達と会うなんて初めてかもしれない。


すごく嬉しい。




「悠とはどうなん?」


ドキッ


「うーん…夏休み入ってから一回も連絡取ってないの…」


「え!?なんでなん!?」



私は終業式の日の事を話した。




「はぁ〜〜悠もやるねぇ」

「私、何か怒らせちゃったかもだし、しかもなんだかすごく恥ずかしいし…色々考えてたら怖くて連絡できなかったの」


「そっかぁ。あのさ、ぶっちゃけ日和は悠の事どう思ってんの?」


「えっ私…?」

「そう。もしさ今の関係がやりづらいなら、クラスの子たちとも打ち解けてきたし無理して付き合ってるフリしなくてもいいんちゃう?」


そっか。。

今の関係を無理してしなくても…



ズキンズキンッ


そう考えるだけで、なんだか胸の奥が痛くなった。




「私は…」


私は


「鈴原くんの事が好きなの…‼︎離れたくない‼︎」




言えた。




「ちゃんと言えるやん。じゃあ話し合わなきゃね」


桜ちゃんの優しい笑顔になんだか泣きそうな私。