「日和、帰ろう」


鈴原くんと靴箱のところで待ち合わせ。





夏休み。



鈴原くんに会えるのかな…。



学校ないしわざわざそんな時まで彼氏役してもらうのは申し訳なさ過ぎる。




でも、そしたら会えないのかな…



ズキンッ


ひとりで悩んでひとりで落ち込む。




「さっきからすげー百面相」


「わぁー!!!」



完全にひとりの世界に入っていたせいか、鈴原くんが顔を覗き込んできてびっくり!!


「くくく…お前相変わらずおもろいな」


恥ずかしい。。

てか、これからしばらく会えないかもしれないのに!
この時間を大切にしなきゃ!!!!




もうすぐ家に着く。


やだな。
バイバイしたくない。




そんな気持ちをよそにあっという間に家に到着。