キーンコーン…

4時間目も終わり、お昼休み。



「お昼いこっか!」

「うん!桜ちゃん、今日はパン?」

「そうなんよー。このパン美味しくてさ…」


話しながら教室を出ようとしたら



ガラッ!!


先に扉が開いた。




「あっちょうどよかった」

「え?」



ひなちゃん!!


「どうしているの!?」


「顧問が良いって言ったから練習しに来た。あのさ、アイツいる?」


「え?アイツ?」

誰だろう。。



「彼氏気取りの奴」


鈴原くんの事!!??



「なんで鈴原くん!?てか、アイツ呼ばわりやめてよ!」




「きゃー!!前川くん!!どうしてうちのクラスに!?」

「やっぱり前川さん、お姉さんだったんだー!!」


やっぱりひなちゃんは人気があるのか、女の子たちが騒いでいる。




「ひなちゃん、勝手に学校内ウロウロしちゃだめだよ」

「わかったからアイツどこいるか教えて」


もう〜〜!!
ひなちゃん、アイツアイツって…!!!



「あのねひなちゃん…!!」

「あれ?日向やん」



なんとも最悪なタイミングで鈴原くん登場。



あれ?
隣には足立くんまで。



「何してんの?こんな所で」

「あんたに用があってきた」


わぁぁ。。あんたって…

「鈴原くん、本当にごめんね!!ひなちゃんの事は無視でいいから!!」


「なんで?俺に用があるんやろ?ちょっと別の場所いこか」


そう言って2人はどこかへ向かった。


「私もいく!!」

そう言ったけど

「日向と2人で話すわぁ〜」


だめだった。





心配、そして不安過ぎるんだけど。。。



「日向くん、前と様子が違うやん。何かあった?」


きっと、いや絶対私のせいなんだ。



「ひなちゃんに言っちゃったの…《付き合ってるフリ》だって…」


なぜか、それからひなちゃんは機嫌が悪い。



「その事話してから怒ってるのか機嫌も悪くて…」


「あー…なるほどね。ぶっちゃけかなりのシスコンだもんね」



へ!!??