なんとか無事終わった。。。



「はぁぁぁ〜朝から小テストに期末前の詰め込み授業…まだ2時間目が終わったあとだとは思えない。。」


桜ちゃんの仰る通り。






「ねぇ、前川さん」

クラスメイトの女の子が3人やってきた。

え?私を呼んだ?



「は…い…?」


なんだろう。
一気にドクドク心臓がうるさくなる。



「早く言いなよ…‼︎」

「ハルカから言ってよ」

「なんで私よ…!」


3人で何か言い合っている。


「あの…どうかしましたか?」
そしてクラスメイトに何故か敬語の私。


桜ちゃんはこっちをじっと見ている。


加藤くんも友達と一緒にいるけど、こっちを見てくれていた。




「色々ごめんなさい!!」


え?


「前あった張り紙とかは私たちがしたんじゃないの。でも、見て見ぬフリをした。」

この子は確か安藤さん。
ハルカって呼ばれてた子。


「私たちも同罪。なんだか前川さんが羨ましいって思っちゃってひがんでた」


今にも泣きそうな表情の3人。




「許してほしいって思ったら厚かましいんだろうけど、本当にごめんなさい!!」

「「ごめんなさい!!」」


安藤さんが謝ってくれたあと、2人も謝ってくれた。




他のクラスメイトはみんな黙っていて、3人の謝る声が大きく響いた。







ぎゅっ

私は拳を握って


「ありがとう」


勇気を出して声を、気持ちを伝えた。