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週末も終わり、月曜日の朝。

今日は1人で登校中。



『日和ほんまにごめん!寝坊したから先行ってて!』


家を出る前に届いた鈴原くんからのメール。

『おはよう!全然いいよ!間に合う!?』



鈴原くん、学校間に合うかなぁ。

そんな事を考えているとあっという間に学校に到着。


門を通ろうとしたら、向こう側から走ってくる人が。





「日和!おはよう!」

「鈴原くん!おはよう!間に合ったね!」


よかったー。


「むっちゃダッシュ。おかげで汗だく」


汗をかいている鈴原くんもカッコイイ…
なんて思っちゃってる私はかなり能天気だ。



教室までの道のりを2人で歩く。
この時間だけでも幸せ。


「朝メシ食い損ねて腹ペコやわ」

あっ!


私はお弁当箱を出した。




「これ…!今日も作ってきたの。よかったら早弁とかで食べて…!!」

やっぱり未だに緊張する。
でも、嫌な緊張じゃない。



「まじか!さんきゅー♪嬉しすぎる!」


そう言って鈴原くんは私の頬にキスをした。




「わわ!!ここ、学校だよ!?」

「別にいいやん♪」


もし誰かに見られたら…!!





「朝からラブラブな事で」



声のする方へ振り向くと


「彗」


鈴原くんのクラスメイトの足立くんがいた。



え!
足立くんに見られた!?


恥ずかしすぎる。。。

自分でも顔が赤くなるのがわかり、急いで俯いた。