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「ただいま〜」


「ひなちゃん、おかえり！」



あれから人だかりを何とか抜けて先に帰ってきた私。
加藤くんのバイト先には寄れなかった。
桜ちゃんは行くって言ってたなぁ。



「あれ？母さんは？」

「友達とご飯食べに行ってるって。あるものでだけどご飯作ったから食べて」

「ありがと〜」




ひなちゃんと2人で夕飯。




「ひなちゃん」

「ん？」


「どうして今日学校にいたの？てか、バスケしてたの？いつ来たの？」


聞きたいことがあり過ぎて一気に質問。

「質問多過ぎ」


「〜〜！！じゃあ、まずはなんで学校にいたの！？」


「あ〜、今俺の学校休みじゃん？その間練習できねーから学校から日和の学校に連絡してくれて練習させてもらえる事になったんよ」


「そうだったんだ」

「試合近いしさ。しかも今日いたバスケの顧問は中学の頃に試合で何度か面識あってさ。お世話にもなってたから」


知らないひなちゃんの部分がたくさん見えてくる。



ひなちゃんはバスケ一筋で中学から中高一貫の全寮制の学校に通っているほど。



「ひなちゃんは変わらずかっこいいね」

「ぶほっ！！！！」


食べてたものを吹き出してむせているひなちゃん。