詩織達が気を遣って遊びに誘ってくれたり、『男を忘れるには男だ!』って言って、合コンへ誘ってくれたり。私は絢斗に費やしていた時間を全て遊びに充てていた。
──── ある日の合コン帰り。
「はぁーー。今日の合コン相手かなりダルかったなぁ」
しつこくて、なかなか抜け出せず時刻は21時。ま、その辺うちの親は緩いから遅くなっても問題はないんだけど……。
そう言えば、近所のコンビニへ夜ひとりで行こうとすると、絢斗が何故か不機嫌になって絶対に付いて来てたなー。そんなことを思いながらコンビニを通り過ぎようとした時、ちょうどコンビニの中から出てきた絢斗。
すると、足早に私の元へ来た絢斗が力強く私の腕を掴んできた。
「痛っ!!ちょっ、急に何?」
「未琴。そんな格好して何処で何をしてたの」
「は?別に……遊んでただけだし」
「危ないでしょ。こんな時間に」
「絢斗には関係なくない?離して」
振り払おうとしてもビクともしない。絢斗ってこんなに力強かったっけ?離すどころか、ますます力を入れられて痛くなる。
「はぁ。どうして分かんないかな」
「……っ、は?何が?」
「随分と男遊びしてるみたいだけど、嫌がらせ?」
男遊び?そんなのしてないし、どんな誤解してんのよ。それに『嫌がらせ?』ってどういう意味?意味分かんないんだけど。
──── ある日の合コン帰り。
「はぁーー。今日の合コン相手かなりダルかったなぁ」
しつこくて、なかなか抜け出せず時刻は21時。ま、その辺うちの親は緩いから遅くなっても問題はないんだけど……。
そう言えば、近所のコンビニへ夜ひとりで行こうとすると、絢斗が何故か不機嫌になって絶対に付いて来てたなー。そんなことを思いながらコンビニを通り過ぎようとした時、ちょうどコンビニの中から出てきた絢斗。
すると、足早に私の元へ来た絢斗が力強く私の腕を掴んできた。
「痛っ!!ちょっ、急に何?」
「未琴。そんな格好して何処で何をしてたの」
「は?別に……遊んでただけだし」
「危ないでしょ。こんな時間に」
「絢斗には関係なくない?離して」
振り払おうとしてもビクともしない。絢斗ってこんなに力強かったっけ?離すどころか、ますます力を入れられて痛くなる。
「はぁ。どうして分かんないかな」
「……っ、は?何が?」
「随分と男遊びしてるみたいだけど、嫌がらせ?」
男遊び?そんなのしてないし、どんな誤解してんのよ。それに『嫌がらせ?』ってどういう意味?意味分かんないんだけど。