次の日、屋上に行くと、遥斗さんが私を待っていた。
「あっ、来た!立川さん!」
「こんにちは」
「これ、本、ありがとう。あっという間に読み終わっちゃった」
「よかったです」と私は本を受け取った。
「後、俺、驚いたよ。
立川さんって、二年生だったんだ。
昨日、二年廊下歩いてたから、同級生じゃ無かったのかと思って」
「はい。遥斗さんは学年、違うんですか?」
「俺、三年」
先輩じゃん!
「えっと、あの私」
「俺は、先輩後輩は気にしてないよ。流石に年上の人は気にするけど、呼び方くらいなら、どうって事無い。
立川さんもありのままで居てほしい」
今、私の胸の中には、遥斗さんの言葉でいっぱいだった。ありのままの自分で居ても良いか。
「分かりました」
「ありがとう。...それとさ、今日は、立川さんに、相談に乗って欲しい事があって、聞いてもらっても良い?」
相談?何だろ?
「はい」
私が返事をすると遥斗さんは真剣な顔になった。
「立川さん、俺と付き合って」
「ええー!」
「いきなり、なんだって言われても構わない。
だけど、俺は知らないといけないんだ」
「何を知りたいんですか?」
「恋」
恋を知りたい...。
「俺さ、よく、告白されて、でも、初めて会う人達ばっかりで、いつの間に俺の事、見つけてたんだとか、そもそも、初対面で、いきなり、告白されて付き合うなんてあるかと思ってたし、恋なんて遠い星だからさ。
俺には、分からないって思ってた」
恋が分からない...。私と同じだ。
「私もです。好きな人に告白とか皆して、付き合ったり、振られたり、どうして、恋をするんだろう。恋ってなんだろうって思ってました」
「だから、付き合ってみない?
お互いの事を知って、時間をかければ、何か分かるかもしれない」
そうかもしれない。
私も知りたい。
「遥斗さん、よろしくお願いします」
「...良かった。断られたら、どうしようかと思った」
「あの、どうして、私にしたんですか?」
「その本を読んでたでしょ?だから、同じこと、思ってるかもしれないなって思った」
「ありがとうございます。私を見つけてくれて」
「どういたしまして。これから、よろしくね」
「あっ、来た!立川さん!」
「こんにちは」
「これ、本、ありがとう。あっという間に読み終わっちゃった」
「よかったです」と私は本を受け取った。
「後、俺、驚いたよ。
立川さんって、二年生だったんだ。
昨日、二年廊下歩いてたから、同級生じゃ無かったのかと思って」
「はい。遥斗さんは学年、違うんですか?」
「俺、三年」
先輩じゃん!
「えっと、あの私」
「俺は、先輩後輩は気にしてないよ。流石に年上の人は気にするけど、呼び方くらいなら、どうって事無い。
立川さんもありのままで居てほしい」
今、私の胸の中には、遥斗さんの言葉でいっぱいだった。ありのままの自分で居ても良いか。
「分かりました」
「ありがとう。...それとさ、今日は、立川さんに、相談に乗って欲しい事があって、聞いてもらっても良い?」
相談?何だろ?
「はい」
私が返事をすると遥斗さんは真剣な顔になった。
「立川さん、俺と付き合って」
「ええー!」
「いきなり、なんだって言われても構わない。
だけど、俺は知らないといけないんだ」
「何を知りたいんですか?」
「恋」
恋を知りたい...。
「俺さ、よく、告白されて、でも、初めて会う人達ばっかりで、いつの間に俺の事、見つけてたんだとか、そもそも、初対面で、いきなり、告白されて付き合うなんてあるかと思ってたし、恋なんて遠い星だからさ。
俺には、分からないって思ってた」
恋が分からない...。私と同じだ。
「私もです。好きな人に告白とか皆して、付き合ったり、振られたり、どうして、恋をするんだろう。恋ってなんだろうって思ってました」
「だから、付き合ってみない?
お互いの事を知って、時間をかければ、何か分かるかもしれない」
そうかもしれない。
私も知りたい。
「遥斗さん、よろしくお願いします」
「...良かった。断られたら、どうしようかと思った」
「あの、どうして、私にしたんですか?」
「その本を読んでたでしょ?だから、同じこと、思ってるかもしれないなって思った」
「ありがとうございます。私を見つけてくれて」
「どういたしまして。これから、よろしくね」