ダリルは少し興奮気味に語った。
二十四時間以内に魔石にしなければオーラは消失してしまう。バングルに収められないからといって、希少な金色のオーラを消すわけにはいかないと、こうしてべつに残したのだとダリルは話して聞かせた。
魔石は生み出した本人以外ではなんの効力も発しないとされているが、研究者であるダリルにもまだ知り得ないことがあるだろうと、ここに厳重に保管しているという。
「陛下も見ておわかりかと思うのですが、ここにある魔石も以前と比べて輝きが増しておりましてね。陛下が身に着けているものと同じように変化しているのです」
「それはなにゆえに?」
「まだなんとも申し上げられませんが、変化の兆しが見えたのは、宮殿でパーティーが開かれたときでした」
妃候補を集めたという、上皇主催のパーティーだ。リオネルはいっさい関知していないものだが。
「べつの魔石に反応したのではないかと私は考えております」
ダリルは目に力を込めてリオネルを見た。もはや疑惑ではなく、確証を掴んでいるような眼差しだ。
二十四時間以内に魔石にしなければオーラは消失してしまう。バングルに収められないからといって、希少な金色のオーラを消すわけにはいかないと、こうしてべつに残したのだとダリルは話して聞かせた。
魔石は生み出した本人以外ではなんの効力も発しないとされているが、研究者であるダリルにもまだ知り得ないことがあるだろうと、ここに厳重に保管しているという。
「陛下も見ておわかりかと思うのですが、ここにある魔石も以前と比べて輝きが増しておりましてね。陛下が身に着けているものと同じように変化しているのです」
「それはなにゆえに?」
「まだなんとも申し上げられませんが、変化の兆しが見えたのは、宮殿でパーティーが開かれたときでした」
妃候補を集めたという、上皇主催のパーティーだ。リオネルはいっさい関知していないものだが。
「べつの魔石に反応したのではないかと私は考えております」
ダリルは目に力を込めてリオネルを見た。もはや疑惑ではなく、確証を掴んでいるような眼差しだ。