優しい王子様の仮面の下は私を欲しがる獣、私だけを欲しがる獣。
「どんな晴臣さんでも好きよ、でもーー」
「ん? でも? どうしたの?」
二本の指が私を今にも絶頂へ導こうとしている。彼の肩口で耐えるが、二の腕や背中など身体中に快楽のスイッチはある。
「イクの? いいよ、ただその顔も見せて」
頭の中にチカッと白い光が瞬き、意識が浮く。余韻に浸る間もなく次いで彼自身が入ってきた。
私の怪我を考慮した体位とはいえ、下から打ち上げるリズムで揺れる胸、とろけた結合部、唾液が飲み込めない表情まで暴かれてしまい、彼の上で背を丸めグスグス泣く。
「はっ! ごめん、足が痛いか? 無理させたよな? やめよう」
晴臣さんはまだ達していないのに行為を即中断する。
「その……えっと、辛くない?」
膨張した状態を私なりに案じる。
「奈美が嫌がってるのに出来ないよ。調子に乗り過ぎた、すまない」
「ち、違うの! 嫌とかじゃなくて」
「うん、嫌とかじゃなくて? 続きを教えて」
「足は大丈夫だから甘やかされたいなぁって。ギュッとして貰ったり、好きだよって言われながらしたかった、です。こういうの慣れてなくて。雰囲気を壊してごめんなさい」
「どんな晴臣さんでも好きよ、でもーー」
「ん? でも? どうしたの?」
二本の指が私を今にも絶頂へ導こうとしている。彼の肩口で耐えるが、二の腕や背中など身体中に快楽のスイッチはある。
「イクの? いいよ、ただその顔も見せて」
頭の中にチカッと白い光が瞬き、意識が浮く。余韻に浸る間もなく次いで彼自身が入ってきた。
私の怪我を考慮した体位とはいえ、下から打ち上げるリズムで揺れる胸、とろけた結合部、唾液が飲み込めない表情まで暴かれてしまい、彼の上で背を丸めグスグス泣く。
「はっ! ごめん、足が痛いか? 無理させたよな? やめよう」
晴臣さんはまだ達していないのに行為を即中断する。
「その……えっと、辛くない?」
膨張した状態を私なりに案じる。
「奈美が嫌がってるのに出来ないよ。調子に乗り過ぎた、すまない」
「ち、違うの! 嫌とかじゃなくて」
「うん、嫌とかじゃなくて? 続きを教えて」
「足は大丈夫だから甘やかされたいなぁって。ギュッとして貰ったり、好きだよって言われながらしたかった、です。こういうの慣れてなくて。雰囲気を壊してごめんなさい」