幾度となく強引で深いキス‪が落とされ続けて。

強引に唇をこじ開けられて、唇の間から柔らかい熱が入ってくる感覚は巡り巡ってどんどん私の全身を熱く包み込んでいく。

「息が…っ、続かな……っ、んっ…」

容赦なく落とされるキスにもうバテバテ……。

でも、どうしようもなく幸せで。

何度も何度もお兄ちゃんの体温を感じた。

「脚、閉じたら出来ないよ」

「だって……っ、恥ずかしっ、んっ」

「ずーと待ってたのに。まだお預け?」

不機嫌そうに眉を顰めて私を見下ろすお兄ちゃん。

「うっ…、だってはじめてだもん…っ、ちょっとこわい…」

「知ってる。だから、優しくするってば」

「んっ…っ、ふぁっ、、…おに……ちゃっ…」

「ふっ、今‪”‬お兄ちゃん‪”‬とか呼ばれるとイケナイコトしてるみたい」

……ずるい。なんかお兄ちゃん、余裕そう。
手馴れてる気がする。

「あっ、んぁっ…〜〜〜〜〜っ…」

やっぱりこういうのいっぱい経験あるのかな。

あー、考えない考えない。

「んぁっ…、なんか…気持ちいいっ…たすけて……」

「助けなくてもいいだろ」

「だって……からだがふわふわする…」

「それでいいの」

「ぁっ……」

「二度と忘れんなよ…ったく」

満たされていく。

今まで会えなかった分も。

忘れてた分も。

全部​───────…