私は高校2年生になった。

あれから楓くんとは一切会っていない。

家に行くことも考えたし連絡をしようと思えばできた。

だけど私はそれができなかった。

あの時のことを引きずって、またあんな気持ちになるのは嫌だったから。


それは私がまだ高校1年生の時。


毎年楓くんの家族と海に行っていた。


後悔したくない、この気持ちを伝えたいと思い私は楓くんに自分の気持ちを伝えた。

紬「楓くん。少し二人で話せない?」

楓「あぁ。少し二人で散歩するか」

そう言って私たちは二人きりになった。

紬「楓くん、あのね。私、楓くんのこと好きなの。付き合ってください」

楓「ごめん、オレお前のこと友達としてしか見れない。ごめんな」

紬「そっかぁ。分かった、ありがとう、話聞いてくれて」

そして、私たちは別れたー。

それ以降私は楓くんとは一切会っていないー。