私は家に帰りお母さんに「ただいま」と声を掛けてすぐに3階へと上がった。

私も、楓に会わなくなってから一度も入っていない場所だった。

ここに来たら、今までの楓のことを思い出して胸が苦しくなるからー。

私が一人待っていると家のチャイムが鳴ったー。


ピンポーンピンポーン

母「はーい」

楓「おばさん、久しぶりです」

母「楓くん」

楓「お邪魔してもいいですか?」

母「え、えぇ。どうぞ。多分紬は…」

楓「はい。知ってます紬の居場所」

母「失礼します」

そう言ってオレは紬の所へ向かった。