紬side
私は一人周りに馴染めないまま居た。

耐えきれなくて、静かに外に出た。

するとそこには椿が居た。


「紬?」

と声をかけられて振り返ってみれば椿がいた。

驚いた。

まさかこんな所で椿に会うなんて思ってなかった。

でも、少し安心した自分も居た。

紬「椿」

椿「お前、こんな所で何してんだよ」

紬「合コンに誘われたんだ。」

椿「嘘だろ。それで合コン行ったのか?」

紬「うん」

椿「オレ、友達と来てるんだ。もう帰るんだけどお前も一緒に帰らないか」

紬「え?どうして?」

椿「お前、気づいてないのか。今にも泣きそうな顔してる。なんかあっただろ」

嘘、気づかなかった。

私そんな悲惨な顔してたっけ。

あぁそうだ。

さっきは皆と居てわからなかっただけなのかもしれない。

紬「そんな事ないよ、大丈夫だよ」

椿「嘘つけ、お前の部屋どこだよ」

紬「ちょっと待って!椿!」

私の持っている部屋の札を取り私達の部屋に行った。

私は、部屋の番号を忘れたり、迷うことがあるから部屋の札を持ち歩いていた。

椿「ここだな。入るぞ」

紬「ちょっ!椿!」

そう声を掛けたけど遅かった。