「ナイス杏ちゃん!先生に連絡しちゃって!!」
 「別に連絡してもいいよ~絶対返事来ないと思うし」

 私がそう言って拗ねている間に、美樹と杏は携帯で文章を作りながらキャーキャー盛り上がっていた。


 ~10分後~

 ブーブー…
 ん…?メール?知らないアドだ。誰だろう?

 「…えっ?」

 そのメールの件名には、“梶 大輔です”と書かれていた。

 「ちょっと!杏、美樹!先生に私のアド教えたでしょ!!」

 「あっ!メール来たんだ!」

 2人は作戦が成功して、すごく喜んでいた。