「千鶴ちゃん体調悪いんでしょ?」

 「え?全然体調悪くないよ~」

 机に頭をつけたまま、美樹に返事をした。

 「絶対嘘!だっていつも真面目な千鶴ちゃんが今日の授業ほとんど寝てたし!ちょっとおでこ出して!」

 「嫌だ~」

 私の抵抗も虚しく、美樹に熱があることがバレてしまった。