私はドキドキしながら、先生に名前を呼ばれるのを待った。

 「次は…大澤さん!」

 「はい!!」

 自分の席から、教卓までの道がすごく長く感じた。

 「2週間ありがとう、朝の掃除楽しかったよ。途中から手伝えなくなっちゃってごめんね。」

 「こちらこそ、ありがとうございました。この2週間いつもの何倍も、学校が楽しかったです。大学戻っても頑張って良い先生になって下さいね!」

 「ありがとう。」