人生って踏んだり蹴ったりだ。半年続いた彼氏は姉の物になって親は離婚だって、。もうわかんないよ。
「一輝次どこ行く?」
「んー?奈々が行きたいところならなんでもいいよ。」
目の前を元彼が通る。私と姉は目の色が違うだけで容姿は一緒だ。神様はみんなの味方じゃないとよく分かった。
“死にたい”
そう思った。でも、私が好きなゲームが、ある。乙女ゲームだ。乙女ゲームを、してると全て忘れられる。

乙女ゲームは私が好きなゲーム。特にスフィア・ベルが好き。私となんか似てるところがある。まぁ、悪女だから死亡フラグ立ってるんだけど。

でも、大好き。次生まれ変わるならスフィアがいい。そのぐらい好きだ。
信号が青になった。普通に歩いた。横断歩道渡って、交差点で止まっていた。
方向感覚を失ったトラックが私の方に突っ込んだ。

キキーッ

ブレーキ音が聞こえる。あ、死ぬんだ。そう思った。こんな人生なんて真っ平御免よ。

そう思って目を閉じた。
•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•

明るい日差しが目を差した。目が開く。あれ?死んだはずじゃ?そう思って起き上がる。近くに鏡があったので自分の姿を、見た。信じられないぐらいびっくりした。
「これ?私?」
待って、私ってこんなにスフィアに似ていたっけ?私の見た目って黒髪に、茶色の目。でも、今の見た目は桜色の髪に紫色の目、。まって、こんなに似てるっけ?そんな訳ないよね。転生したってこと?そんな訳ないよね?
「お姉ちゃん。おはよう。」
ま、待って待ってスフィアの、双子の妹のラフィアちゃん?!え、こんなに可愛いの?!え、好き。
「おはよう。ラフィア。」
「うん。おはよう。」
少しばかり動揺しているラフィアちゃん。あ、悪女だからいつも冷たいのか。でも、これから自分らしく生きようと思う。
「あ、お姉ちゃん。」
「どうしたの?」
「今日、一緒に学校行こ?」
「いいよ!!」
ラフィアちゃんのお願いなら大大大歓迎よ。一緒に学校行ける。後、学校の場所が分からない。(切実)
ラフィアちゃんの顔が晴れた。絶対断ってたな。そんなスフィアが好きなんだけどね。
制服に着替える。え、ズボンないし。頑張って探す。スカート私は嫌い。あ、あったズボン。こんなもんかな!!上にブラウスネクタイ。下が白いズボン。こんなもんでしょ。
「ラフィアー!お待たせー!!」
「あ、姉様、、、?え、ず、ズボン?」
「うん!イメチェンってやつだよ!!」
ラフィアちゃんはめっちゃびっくりしてる。そりゃそうだよね。姉が、急にイメチェンするなんて。まぁ、自分らしく生きたいから。
「行こう!!」
「うん!」
ラフィアちゃんについて行く。学校の、場所なんか分かりません。なんか、ラフィアと一緒にいると落ち着く。まぁ、あいつとは偉い違いだな。
「着いたー!!」
「そうだね!!」
広。大きい。凄い。前通ってた学校とは広さが違う。なんか、めっちゃ綺麗。羨ましい。
「スフィア様おはようございます。」
「、、、ブッ。アハハッ何そのw様ってwもう、様って付けなくていいってw後、タメ口でwいいってw」
様って堅苦しい。あー、久しぶりに笑ったーw
「でも、スフィア様、」
「様付けないで。タメ口でいいから!!後、今までごめん!!」
「え、あ、うん、?大丈夫だよ?」
あ、変な気使わせてたかな?大丈夫だよね!!だって死亡フラグ立ってるキャラだし!!もう別の人として生きていけばいいや!!そうしよう!!死亡フラグあるから!!

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