「もう本当に、マジでごめんなさい……」



「いや、日和が謝ることじゃないよ。単純に、破壊力すごいなって……」



「え?」



「まあ、とにかく座ってよ」



一葉さんは気を取り直したように私からハーフパンツを受け取ってソファの肘置きに置くと、空いてるスペースをポンポンと叩いた。



とりあえず、端っこに浅く腰かけたけど。



「もっとこっちに寄って」



と、伸びて来た手に肩をつかまれて、一葉さんの方にぐんと引き寄せられた。



華集院ビューホテルの帰りの車に乗った時も、彼とはこのぐらい密着してたけど。



あの時以上にドキドキしてしまうのは、部屋の電気がついているだけじゃなくて、一葉さんのことが好きだと自覚してしまっているから?



でも――……、