『ねえ如月、この人たちって……?』


私は部屋に入ると、お辞儀の角度を合わせた不良たちをチラチラ見ながら、如月に小声でたずねた。



『俺の部下だよ』



『部下?』



『日和、platinumって聞いたことある?』



『それって、暴走族の……⁉』



『そう。実は俺、このplatinumの総長なんだ』