「お久しぶりでーす、日和さん」



「俺らのこと覚えてます~?」



「え……? な……なん、で……⁉」



暗がりの中、しゃがみ込んで私の顔をのぞき込んで来たのは、platinumのメンバーだった。



「日和さんを迎えに来たに決まってるじゃないですか」



「ほら、如月さんも待ってますよ。早く屋敷に帰りましょう。ね?」



私を囲み、見下ろすplatinumの連中の顔は笑っているけど、目はちっとも笑ってない。



その間にも、『日和? どこ? どこにいるの⁉』と、スマホから一葉さんの焦った声が聞こえてくる。