「は……、はぁああっ⁉」



かあっと顔が熱を帯びたと同時に、ついムキになって大声を出してしまった。



「なっ……何急に変なこと言ってんですか⁉ 全然そんなことないんですけど……」



「え~っ? だって日和ちゃん、一葉のお見合いの話で落ち込んだかと思ったら、いつも断ってるって聞いたとたんにほっとしてるんだもん」



「いや……ち、ちがっ……!」



「ほらーっ! 今だって顔真っ赤にして慌てちゃってるし? ねっ、大河」



「それは理音さんが日和さんをからかうせいじゃないんですかね?」



急に話をふられて呆れる大河に心の中で完全同意した後。



一刻でも早く指摘された顔の熱を冷ますたジュースを一気に飲み干した。