「はあ……、暑っ」


ガンッとテーブルにお皿を置いて、顔を手でパタパタと扇ぐ。



一葉さんのせいだ。



あの人にからかわれたせいで、さっきから妙に顔が火照った感じがして仕方ない。



とりあえず、持ってきたジュースをぐっと一気飲みして、顔の熱を冷ましていたその時。