「……うわっ⁉」



この場から逃げようとしたとたん。さっきの3人組の方が、私の行く手を阻むように立ちふさがった。



前と後ろから完全にはさみうちされてしまって、足がこの場に縫い付けられたみたいに動かなくなってしまう。



「一葉さんのことで話したいことがたくさんあるんだけど、いいかな?」



もしかしなくても、この子たちが一葉さんの厄介ファン。



……ヤバい。文字通り厄介なことになりそうだ。