時代は常に激流の中にある。
 人々は、その大河に呑まれるながらも流される木葉のように、浮いては沈み、また浮いては沈み、あがき、苦しみながらも、まるでその時代にしがみつくかのように、生死をさ迷う。
 後世になり、その『時』に何かを成し遂げた者は『英雄』と呼ばれるが、しかし、それでも時代に流された多くの木葉の内の一葉なのだ。
 時代は人を必要とはしない。そしてまた、時代は人を選ばない。
 人が、その時代を選ぶのだ。
 そして、選んだその道の先にあるモノ・・・












 そこにあるのは、
  はかない『夢の』
 果て、だ。