「すごい素敵。嬉しい!」

涼太くんに抱きつくと、笑って抱きしめ返してくれる。


「そう言ってもらえてよかった。俺も仕事以外は付けるから。」

お互いリングをもう一度はめて笑い合う。


「そうだ、入籍日。いつにする?」

涼太くんがそう聞く。

「ん~、記念日も過ぎちゃったしね。どうしよっか。」


そう言うとスマホで何かを調べる涼太くん。

あっという声と共に、スマホの画面を向けられる。


「明後日、開運日だって。」

明後日は土曜。涼太くんも仕事がオフなようで、その日に婚姻届を出しに行くことにした。


証人は、雅くんとカズさんに頼むことにした。

2人とも、私たちが別々にいた期間も応援してくれていたと聞いた。


快く承諾してくれた2人は土曜日家に来てくれる事になった。