もうすぐ、二月になる。
二月はそう、バレンタインがやってくる!
誰に渡そうとかは悩まないけど、悩むのは渡すチョコレートなんだ。
特に彼氏の朔夜先輩。
二年前から付き合っているんだ。
告白した時もバレンタインだったなあ。
今年はどうしよう。
土日の学校が休みの度に、手作りチョコのレシピやバレンタイン用のチョコが売ってるお店に行くんだけど、なかなか決まらない。
今日、学校で会ったら、それとなく、聞いてみようかな。
そんな事を考えていたら、突然、名前を呼ばれて、目が合ったのは、朔夜先輩だった。
「日菜」
「わっ!朔夜先輩!」
私は、朔夜先輩に驚いて石に躓いてしまった。
でも、咄嗟に朔夜先輩が抱き止めてくれた。
「何、考えてたんだ。気をつけて歩け。
俺が居ない時に怪我されても困る」
怒られちゃった。
「ごめんなさい」
「俺は怒ってない。気をつけろと言ったんだ。
一緒にいる時は俺が守るから、石に躓いたくらいで、怪我させねえよ」
朔夜先輩...。
「大好きです」
「そんなの知ってる」
と先輩の顔が赤くなる。
「このまま一緒に」
「行くか」
「はい!」
登校の途中に会うこと、滅多にないから、嬉しい!
「朔夜先輩、バレンタインのチョコ、何かリクエストありますか?」
「日菜がくれるのだったら、何でも」
即答!
しかも、何でも良いなんて、余計に迷うじゃないですか!
「悩むか?」と先輩が見つめるものだから、
「はい。悩みます」と私は、意志を込めて、先輩を見つめ返す。
すると、ぽんぽんと私の頭を撫でた。
「ヒント、出すから、当日、答え合わせな」
やった!
「はい!」
「ヒントは」
二月はそう、バレンタインがやってくる!
誰に渡そうとかは悩まないけど、悩むのは渡すチョコレートなんだ。
特に彼氏の朔夜先輩。
二年前から付き合っているんだ。
告白した時もバレンタインだったなあ。
今年はどうしよう。
土日の学校が休みの度に、手作りチョコのレシピやバレンタイン用のチョコが売ってるお店に行くんだけど、なかなか決まらない。
今日、学校で会ったら、それとなく、聞いてみようかな。
そんな事を考えていたら、突然、名前を呼ばれて、目が合ったのは、朔夜先輩だった。
「日菜」
「わっ!朔夜先輩!」
私は、朔夜先輩に驚いて石に躓いてしまった。
でも、咄嗟に朔夜先輩が抱き止めてくれた。
「何、考えてたんだ。気をつけて歩け。
俺が居ない時に怪我されても困る」
怒られちゃった。
「ごめんなさい」
「俺は怒ってない。気をつけろと言ったんだ。
一緒にいる時は俺が守るから、石に躓いたくらいで、怪我させねえよ」
朔夜先輩...。
「大好きです」
「そんなの知ってる」
と先輩の顔が赤くなる。
「このまま一緒に」
「行くか」
「はい!」
登校の途中に会うこと、滅多にないから、嬉しい!
「朔夜先輩、バレンタインのチョコ、何かリクエストありますか?」
「日菜がくれるのだったら、何でも」
即答!
しかも、何でも良いなんて、余計に迷うじゃないですか!
「悩むか?」と先輩が見つめるものだから、
「はい。悩みます」と私は、意志を込めて、先輩を見つめ返す。
すると、ぽんぽんと私の頭を撫でた。
「ヒント、出すから、当日、答え合わせな」
やった!
「はい!」
「ヒントは」