暁「それよりどうしますか?」

玲「杏紗、もう一度言う」

杏「何よ」

玲「俺達、温羅の姫になってくれ」

杏「嫌よ、絶対。守られるとか得意じゃないの」

暁「お願いです。杏紗さんが温羅の姫だということかどうしてか分からないんですが知られてしまいました」

杏「だからなんだっていうの」

玲「お前が狙われているということはいずれお前の身に何か起こる。そうなる前に姫になってくれ」

杏「はぁー、分かったわよ。どうせ断ってもみんなの答えは変わらないんでしょ。なら姫になってあげる」

玲「すまないな。ありがとう」


こうして私は温羅の姫になった。