杏紗side
次の日、私は朝、知らない4人組に屋上に呼び出された。

仕方なく行くと、すでにもう、4人の男が屋上にいた。

杏「何?こんなところに呼び出して。て
か、誰」

本当は誰かなんとなくわかっていたけれど、私はすぐに知らないフリをした。

すると目の前にいた彼は、驚いたような顔して、

玲「は?嘘だろ。俺たちを知らないの
か?」

と言った。

杏「知らない。もしかしてどこかの族の
人達?」

玲「まぁいい。簡単な話だ。
 いきなりで悪いが、俺らの姫になれ」

杏「は?!姫?!どう言うこと?あんた
らまさか…」

玲「あぁ。お前が思っている通り、俺達
は全国No. 1温羅だ」

ん?私が思っている?
こいつは私の心がわかるのか?
だけどここで知っていると言えば面倒な事になると思い

杏「へ、へー。そうなんだー」

と知らないふりをしてみた。
するとあいつは

玲「もしかして、俺らのこと知らないの
か?」

知らないふりをするのは良くないと思い、

杏「い、いやー。知ってるよ」

と答えた。

するとあいつの隣にいた男が私のことを怪しそうにしてみていた。

そして、

暁「怪しいですね。貴方の名前は確か中
  野杏紗」

と私の名前をフルネームで言っていた。
そして、私は

杏「そーだけど」

と冷たく突き放した。

そして、彼は

暁「調べます」

と言い私のことを調べ始めた。

数分後ー。

暁「おかしいですね。調べても、氏名、
 年齢、学校のみしか情報が出て来ませ
 ん」

そりゃあそうだ。
私が管理してるんだから、調べれるわけがない。
だって、私が世界No. 1のハッカーだから。

そして私は、

杏「とにかく姫にはならない。何を言わ
 れても絶対に」

と皆に言った。