次の日、俺は杏紗を屋上に呼び出し話をした。

杏「何?こんなところに呼び出して。て
か、誰」

玲「は?嘘だろ。俺たちを知らないの
か?」

杏「知らない。もしかしてどこかの族の
人達?」

玲「まぁいい。簡単な話だ。
 いきなりで悪いが、俺らの姫になれ」

杏「は?!姫?!どう言うこと?あんた
らまさか…」

玲「あぁ。お前が思っている通り、俺達
は全国No. 1温羅だ」

杏「へ、へー。そうなんだー」

玲「もしかして、俺らのこと知らないの
か?」

杏「い、いやー。知ってるよ」

暁「怪しいですね。貴方の名前は確か中
  野杏紗」

杏「そーだけど」

暁「調べます」

暁斗が、こいつの事について調べたが

暁「おかしいですね。調べても、氏名、
 年齢、学校のみしか情報が出て来ませ
 ん」

俺はあいつに話を聞こうとしたが、あいつは

杏「とにかく姫にはならない。何を言わ
 れても絶対に」

と言い、姫になる事を嫌っているようだった。