デート当日。

つ、ついに、、私が男の人とデートを、、!

それに会った事ない人だから緊張するなー。

どんな人なんだろう。

髪はセンター分けだったらいいなー。

背はきっと高くて、デート中に足をくじいた私をお姫さまだっこで、、

って、早く準備しよ。

*

来てしまった、、

待ち合わせより30分も早く、、

家にいたらソワソワして仕方なくて、出てきてしまった。

どんな人かな、、

早く会いたい!

流石にこんな早く来るはずないよね、ゲームでもして待ってよ。

スマホを取り出そうとすると、

"ゆりちゃーん?"

も、もしかして、、

振り返ると、そこには、、

高身長イケメンが立っていた!!

"あーよかったよかった!ゆりちゃんだよね?"

眩しい、、眩しい!

"あ、ははははい!"

"ふ、緊張してるの?かわいーね"

かかかかかわいい?!

彼はまさに、、私を迎えに来てくれた白馬の王子様、、!

私が何も言えずにいると、

"じゃあ、行こっか"

とエスコート!

これは頼もしい、、!

てか、かっこいい、、!

こんな私で良かったんだろうか、何か申し訳ないというか、、

いや、今日はとりあえず、デートを楽しもう!

高校に入って今まで葉月との口喧嘩?しか経験してこなかったから、、

こうゆうのわかんないや。

どうやって接したらいいのやら。

"ここのオシャレなカフェでランチでもしない?"

こ、ここは、、高級な、、!

"ここ、す、すっごく高い、ですよね、!"

そういうと彼はニコっと笑って、

"今日は俺のおごりだから、気にしないで"

な、なんだってー?!

"おおおおお奢り?!"

私の声がでかすぎたのか、彼はハハハと笑い出した。

"ゆりちゃんって面白いねー。こうゆうの慣れてないでしょ?"

なんだか、恥ずかしい、、

"は、はい、、デートとか、初めてで、、"

"そーゆー慣れてない感じ、かわいいよ。俺好きだなー"

すすすすすすすす?!

"アハハ、そーゆーとこ"

そういって頭をポンポンと撫でられた。

私もう、今日だめかも、、

私が慣れていないだけ?!それともこの人が甘すぎる?!

どーしよ、この調子じゃ鼻血出ちゃうよー!!