2人揃って振り向くと、予想通りすぎるギラギラ頭の不良共。

ちょっと前に襲ってきたカスよりは少しだけ強そ……う…?? たぶん。


「この前はよくもヤってくれたなぁ??」

んん?? え、こないだの奴??

「今日はオレ様のとっておき達を連れて来たからな? 今日こそ殺ってやるよ!!」

あ、理解。 コイツ1人だけ前の時もいた。


「本当に学ばないゴミだな。」

でた、流星の毒舌。……人のこと言えないけど。

「流星。……気づいてたでしょ。」

「当たり前です。ですが、やはり殺っておくべきでした。」

「そうね。」


そんな私達にイライラしたように、リーダー格もどきの男が言った、ことは。



「ゴチャゴチャうるせぇよ!!!その女!! Dignity(ディグニティー)の姫なんだろう!?」




私の疑惑と予感に、決定打を与えた。