「ふーっ、やっと行ったぁ……。よしっ、愛華ちゃん!!なんか話そ〜う」

……ほんっとに懲りないなこのチャラ男。


「あんたと話すことない。」

「冷たいな〜、オレ悲しい……。」

「………。」

「その目は酷いぞー。でも美人〜!」

話すことないって言ってるのに。このチャラ男、本当に理解能力がない。……なのに結構な人気者なのが解せない。


——「流星様かっこいい……、眼福!!」

——「ほんとそれ!でも、花園さんとどんな関係……??流星様があんなに丁寧に接してるうえに、様付けって……ヤバい。」

——「流星様っていえばさ……、今年の夏も暴走あるよね? Dignity(ディグニティー)の!!ホント、みんなかっこいいよね〜♡」



「……… ディグニティー??」

周りのうるさい女達の声に知らない単語が出てきて、思わず呟いた。

そしたら大聖があからさまにビクッとしたからこっちも「は?」ってなった。


「え、どうしたの???」

「いいいいいや、なななんでもないよ。」

分かりやすすぎる。心配になるレベル。


「あなた嘘下手すぎるでしょ……。」

「ゔ……。」

「で?? ディグニティーってなに?」

「…………暴走族です。」

「はい???」

「Dignityっていう名前なんだってばー!」

「だからなんの名前??」

「暴走族!!!」


ぼうそうぞく???





《ようやく50ページ!!読んでいただきありがとうございます♪😭これからも応援といいねよろしくお願いします(>人<;)》
               ☆夜空☆