「あ、の……。」
抱きしめられて何分も経った感覚が…。嬉しすぎて泣きそう……ちょっと痛いけど。
恐る恐る話しかけると、バッッとすごい勢いで離された。
……これはこれで寂しいかも。
柄にもなく恥ずかしいことを思う
「も、申し訳ありません!!!」
「いえその……元気??」
「はい、今さっき元気になりました」
ええ⁉︎
「だ、大丈夫なの⁉︎なにか具合悪いの?」
「ふふ。大丈夫ですよ。貴方様が不足していて重症だったのです」
「っっ///」
いや、冗談なのでしょうけども!!そんなに嬉しそうに笑われると、動揺しちゃうんだけど……。
「私だって分かったの??」
「当たり前です。私がどれだけ愛華様を見守っていたとお思いですか?」
「え、ええ……そうね……。」
やっぱり、流星と話すと“あの頃”の口調で話してしまう。