今日は久々の出勤だ。

「長い間お休みして申し訳ありませんでした。今日から河野 華で勤務させていただくことになりました。よろしくお願いします。」

「華ちゃーん!!おかえりー!待ってたよー!」

「大橋さん!ご心配おかけしました。」

大橋さんには全て話していた。

長期休みの理由も大橋さんしか知らない。

上の人たちには娘の引越しなど色々重なるのでと伝えていた。

だからだろうか。開いた口が塞がらないって顔をしてこちらをずっと見ている斉木さん。

ピロン

゛今日仕事終わり2人で会いたい。゛

゛私も会いたい。゛

゛一緒に帰ろう。゛

゛それはまだダメです。゛

゛分かった。家で待ってる。゛


「華ちゃん斉木くんに何も話してなかったの?」

「えぇ。離婚の理由は斉木さんが好きだからも多少はありましたけど。それはほんの一部で大きな原因は元夫なので。報告するのも何かなぁって思って。」

「まぁね。これから斉木くんとどうするの?」

「とりあえず今日仕事終わりにお家の方へ行く予定です。」

「ふぅーー!楽しんで!」